実は口の注射の方が痛くないのを知っていますか?
虫歯になって、歯医者さんに治療に行くと、ほとんどの場合、治療の痛みを和らげるために、麻酔の注射をしますね。
でも、小さなお子様はもちろん、大人でも、その注射が痛い、怖いと、治療をためらう方もいらっしゃると思います。
麻酔の注射は、本当にそんなに痛いのでしょうか?
今回は、歯の治療で使う、麻酔の注射について、お話したいと思います。
お読みいただいて、注射に対する恐怖や拒否反応が、少しでも軽減されればと思います。
お口の中にする注射は、それほど痛くない?
あなたは、腕にする注射よりも、お口の中にする注射のほうが、痛いというイメージをお持ちではないでしょうか?
通常、予防接種や採血、治療のための注射などは、腕にすることが多いと思います。
歯の治療に使う麻酔は、歯茎に注射をします。
実は、痛みを感じる痛点は、腕よりも口の中のほうが少ないので、本来はお口の中にする注射のほうが痛くないのです。
痛さと怖さは別のもの
どうして、お口の中に注射をすると、痛いと感じてしまうのでしょうか?
それは、直接自分の目で見ることができない部分に、注射をされてしまうので、怖いと感じるのです。
歯茎に注射するときは、注射の針が目の近くを通り、自分の口の中に入れられて、何をされているのか、わからないため、怖いと感じてしまいます。
怖さは、想像でどんどん膨らむものです。
実際には、お口の中のほうが痛点は少ないので、口の中は割と痛くないはずなのですが、怖さを痛みだと錯覚してしまうのです。
実際に感じる痛みと、想像の怖さはまったく別のものであることを、ご理解してください。
お口の中は、それほど痛みを感じない場所
お口の中は、腕よりも痛みを感じないと聞いても、ピンとこない方が多いかもしれませんが、例を挙げて考えてみましょう。
なにか硬いものを食べて、歯茎に刺さったり引っかかったりして、口の中が傷ついても、一瞬の痛みで済み、いつまでも痛いとは感じません。
しかし、手を引っ掻くと、怪我になり傷跡が残り、しばらく痛みが続きます。
お口の中は、そもそも、どんな硬いものでも食べられるように、比較的、痛みに強くできているのです。
それは、熱さに対しても同じで、熱いスープを指で触ると火傷をすることもありますが、意外と口だと飲めたりします。
このように、お口の中は、痛みに対して強くできている部分なので、本来は、腕よりも、お口の注射は痛みを感じにくいものなのです。
奥歯にいくほど痛くない
お口の中は、どこも同じくらいの痛みを感じるのかというと、そうではありません。
前歯は痛点が多く、痛みを感じやすいですが、奥歯にいくほど痛点が少なくなり、痛みを感じにくくなります。
つまり、奥歯にいくほど、麻酔の注射をしても、痛みは少ないということになります。
まとめ
歯医者さんで麻酔の注射をするときは、歯茎にします。
腕に注射をするよりも、痛いと感じる方が多くいらっしゃいますが、痛みを感じる痛点は、腕よりもお口の中のほうが少ないので、本来は、お口の中にする注射のほうが、痛くないのです。
見えない部分に注射をされる怖さから、痛いと感じてしまうのですが、痛さと怖さは、まったく別ものです。
お口の中は、どんな硬いものでも食べられるように、痛みや熱さに対して強くできています。
前歯よりも、奥歯にいくほうが、痛点は少なくなり、痛みを感じにくくなります。
奥歯の虫歯を治療するときに、麻酔の注射がとても痛いと感じるのは、大きな口を開けた無防備な状態で、何をされているのかわからない恐怖感が膨らみ、怖さを痛さだと錯覚しているからです。
本来は、それほど痛いものではないのだと覚えておくと、治療のときも、怖さが和らぐのではと思います。
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