1. TOP
  2. その他
  3. 親知らずの抜歯の必要性について

親知らずの抜歯の必要性について

その他
この記事は約 5 分で読めます。 336 Views

あなたは「親知らずは、抜いたほうが良い」と、聞いたことはありませんか?
実際に歯医者さんで親知らずを抜いたことがある人も、多くいらっしゃるでしょう。
親知らずは、どうしてトラブルメーカーのように扱われてしまうのでしょうか?

今回は、親知らずを抜いたほうが良いか、抜かなくても良いのか、その理由を考えながら、お話していきます。
親知らずの抜歯を勧められて悩んでいる方は、ぜひご参考にしてください。

親知らずとは?

親知らずは、永久歯が生えそろった後で、だいたい20歳を過ぎてから生えてきます。
「親に知られることなく生えてくる歯」という意味で、親知らずと呼ばれていますが、正式には、「第三大臼歯」「智歯」という、歯の一番奥に生える歯のことです。

上下・左右に1本ずつ生えてくる人、そのうちの何本かが生えてくる人、そして4人に1人くらいの割合で親知らずが1本も生えてこない人もいます。

親知らずは不必要な歯

親知らずを抜いたほうが良いと言われる原因のひとつには、親知らずが噛み合わせの邪魔をするということがあります。
現代の私たちは、ここまでお口の奥に歯を必要としません。
むしろ、余分な歯があると、あごを動かす時にぶつかってきて、邪魔になることが多いのです。

では、どうして必要のない歯が生えてくるのでしょうか?
昔、縄文時代は、食べ物が硬かったので、元々、人のあごの骨は発達して大きく、親知らずも、きれいに生えるスペースがありました。

ここ最近100年くらいで、私たちの食べ物は、とても柔らかくなってきました。
あなたの好きな食べ物を思い浮かべてみてください。
麺類、ハンバーガー、カレー、牛丼…どれも噛むことにそれほど力を必要としませんよね。
おやつにしても、昔はするめを噛んでいたのに、今はクッキー、スナック菓子、アイスなど、もっと柔らかいものを食べるようになりました。

体は、生活に必要のないものだと判断すると、その部分は退化してくるので、食生活が「軟食化」したことで、現代人のあごの骨は小さくなってきました。
あごを使うことが減っている現代人にとって、親知らずは不必要な歯になったのです。

親知らずは早めに抜いたほうが良い

 

親知らずは、まっすぐ生えてくる歯もありますが、横向きに埋まっている場合が多いです。
永久歯が生えそろった後に、生えてくる余地がなくて横向きになってしまうのですが、これは特に良くありません。
歯の上面にはシワがありますが、歯が横向きになっていることで、歯と歯の間からバイ菌が入り、その奥のシワにバイ菌がたまってしまいます。

バイ菌が入っていくのは簡単ですが、一度シワに入り込んだバイ菌を洗い出そうとするのは不可能に近いです。

親知らずが虫歯になる分には、抜いてしまえば良いのですが、親知らずと隣の歯の間にバイ菌が入ってきて、隣の歯が虫歯になってしまうと、大切な奥歯を失う可能性も出てきます。
そうなってから、親知らずを抜いておけば良かったと後悔しても遅いので、親知らずは早めに抜いておくほうが良いのです。

 

親知らずを抜かないほうが良いこともある

親知らずを抜かずに残しておいたほうが良い場合も稀にあります。

・まっすぐに生えている
・歯茎の中に埋まっていない
・上下で正しく噛み合っている

このような親知らずであれば、健康な状態で残しておくことによって、万が一、他の歯が虫歯になり、抜歯しなくてはいけなくなった時に、親知らずを移植して使うことができます。

ただし、親知らずの移植には、3つの条件があります。

・移植の条件は40歳まで
・抜く歯より、親知らずのほうが小さい
・虫歯にも歯周病にもなっていない親知らずである

この3つの条件を満たすのは少ないですが、稀にあります。
実際に親知らずの移植が行われた例を、レントゲン画像でご覧ください。

 

まずは、移植前のレントゲンです。
左から3本目の歯(奥歯)が虫歯になってしまい、もう抜歯しなくては、いけない状態です。
抜歯した後に、入れ歯、ブリッジ、インプラントのいずれかで、歯を修復する場合が多いのですが、このように親知らずが残っている場合は、虫歯を抜いたところに移植することができます。

移植後のレントゲン画像がこちらです。

 

移植前のレントゲンと比べていただくと、親知らずの位置が変わっていることがお分かりだと思います。
この後、移植した親知らずに被せ物を乗せて、噛み合わせを調整すれば、きちんと使えるようになります。

まとめ

親知らずは、ものを噛むのに必要な歯ではありません。
お口の一番奥にあるので、歯磨きで汚れを取り除くのも難しく、虫歯や歯周病になりやすい歯です。
また、上下どちらか一方の親知らずだけ生えてきている場合は、噛み合わせの問題が生じてきます。
しかし、問題がない状態で、きちんと歯磨きして清潔を保ち、健康な歯のまま残しておくと、移植に使える場合も稀にあります。

一人一人のお口の状態によって、抜く、抜かないの判断基準が変わってきますので、親知らずが痛い時は、早めに歯医者さんで診てもらうことをお勧めします。
歯科用レントゲンやCTを使って検査すれば、親知らずや、その周りの骨の状態もわかります。
抜歯が必要かどうか、歯医者さんに相談して、適切な治療方法を決めていきましょう。

デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
レントゲン、CTの画像で患者様のお口の中の状態をしっかり把握し、最善の方法で、誠心誠意サポートさせていただきます。
治療に対する不安や疑問、時間や費用に関することも、患者様がご納得いくまで、懇切丁寧にご説明いたします。
親知らずの抜歯や、歯の移植に関するお悩み、ご相談は、デンタルクリニックツジまで、どうぞお気軽にお問合せください。

 

\ SNSでシェアしよう! /

兵庫県芦屋市の歯医者 デンタルクリニックツジの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

兵庫県芦屋市の歯医者 デンタルクリニックツジの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

dc-tsuji

コメントを残す

*

CAPTCHA


この人が書いた記事  記事一覧

  • 虫歯を放置するとどうなる!?

  • 歯の根管治療には必須のマイクロスコープご紹介

  • 当院の場所に対するこだわり(長い付き合いサポート)

  • 歯科医が教えるマウスピースを自宅で洗う方法

関連記事

  • 定期検診が大切な理由

  • 1本の歯にかかる力はどのくらい?咬合力とスポーツの関係とは?

  • 当院の場所に対するこだわり(長い付き合いサポート)

  • 歯ぎしりや噛み癖で悩んでいる人の解消方法

  • 入れ歯の金具と金属アレルギーについて

  • 口臭が起こる原因について