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歯ぎしりや噛み癖について

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歯ぎしりや噛み癖は、大なり小なり、ほとんどの人に見られる癖ですが、自分では気づきにくい特徴があります。
歯医者さんで診てもらったときに、「奥歯で噛みしめる癖がありますね」と言われて、初めて気づく方もいらっしゃるでしょう。
歯ぎしりというと、歯を食いしばって、ギリギリするイメージが浮かびやすいと思いますが、噛み癖については、よくご存じでない方も多いと思います。

今回は、歯ぎしりや噛み癖について、原因や症状、対処法をお話していきたいと思います。
日常生活の中で、ほんの少し気をつけるだけで、改善できますので、ご参考にしてください。

歯ぎしり、噛み癖の原因はストレス

 

基本的に、歯ぎしりや噛み癖の原因は、ストレスだといわれています。
人間関係や仕事、育児などの精神的ストレスと、肩こり、腰痛などの身体的ストレスの両方が原因になります。
ご自分ではストレスと思っていなくても、勉強や仕事で集中していたり、車を運転するときに緊張していたりすると、固く口を閉じて、噛みしめていることがあります。
現代社会は、ストレス社会ですから、何かを我慢するために、グッと歯を噛みしめて堪える場面も多いので、だいたい7割くらいの人に何らかの噛み癖があるといわれています。

歯ぎしりとは

 


歯ぎしりは、睡眠中に無意識のうちに、上下の歯と歯を擦り合わせて、ギリギリと左右に動かす癖のことをいいます。
浅い眠り(レム睡眠)のときに起こりやすく、人によっては、手をギュッと握りしめる人もいます。
その場合は、ご自分でも目で見てわかるので、気づくことができますが、自分の口の中を自分の目で見ることはできないので、ギューッと噛んでいても、なかなか噛んでいる自分に気づかないことが多いです。
それでも強い力で噛んでいれば、ハッと目覚めて気づくこともありますが、軽い力で噛んでいると気づかない場合があります。
ギリギリ音を立てていると、家族やパートナーに指摘されて、気づくこともあるでしょう。
しかし、音のしない歯ぎしりもあるので、その場合は、周りにも気づかれず、発見するのが難しくなります。

噛み癖とは

噛み癖は、日常生活の中で無意識のうちに、歯と歯が接触している状態のことをいいます。
食事をするときは、しっかり歯で噛みしめますが、そうでないときは、上の歯と下の歯は、少し隙間が空いているのが正常な状態です。
噛みしめ、食いしばりと表すこともあるので、強い力で噛んでいることだと思いがちですが、そうではありません。
軽い力でも上と下の歯が接触した時点で、歯にはストレスがかかります。
噛み癖のある人は、常に歯と歯が接触しているので、歯にストレスをかけ続けている状態なのです。

歯ぎしり、噛み癖を放っておくと危険

 

歯ぎしりや噛み癖で、歯に強い力がかかると、歯に良くないのは想像できると思います。
しかし、知っておいていただきたいのは、軽い力でも歯にダメージが与えられ、ヒビが入ったり、歯が割れたりするということです。
硬いものを噛んだら、歯が割れるというケースばかりではありません。
歯には、今までの噛む力が蓄積するので、ある時、柔らかいものを噛んだときに割れるというケースのほうが多いです。
歯を守るためには、食事をするとき以外は、歯に力がかからないほうが望ましいです。
食べ物を噛むときは、上の歯と下の歯が接触するのは一瞬ですが、噛み癖があると、持続的に軽い力でもずっと歯が当たっているので、歯に対して、とてもストレスやダメージがかかっていることになります。
その結果、歯にヒビが入ったり、割れたりするだけでなく、酷くなると顎の関節にまで影響が出て、顎関節症になってしまうこともあります。

歯ぎしり、噛み癖から歯を守るためには

歯にダメージを与えないためには、普段から正常なお口の状態を保つことが大切です。
唇は閉じていても、お口の中では、上の歯と下の歯が少しでも浮いている状態がベストです。
慣れるまでは、難しいかもしれませんが、意識しているうちに、段々習慣化されていくので、頑張ってみてくださいね。

まとめ

歯ぎしりや噛み癖は、ほとんどの人に見られる癖ですが、自分ではなかなか気づきにくいものです。
原因は、基本的に、精神的ストレス、身体的ストレスだといわれています。
歯ぎしりは、睡眠中に上下の歯を擦り合わせて、ギリギリと左右に動かす癖のことをいいます。
噛み癖は、噛みしめ、食いしばりともいわれ、日中起きている状態で、上下の歯が接触している状態をいいます。
歯と歯が接触していると、歯に負担がかかり、強い力だけではなく、弱い力が持続的にかかっても、歯にはずっとダメージやストレスがかかり続けることになります。
その結果、歯にヒビが入ったり、割れたりしてしまうので、食事のとき以外は、歯と歯が接触しないほうが良いです。
1mmでも良いので、上の歯と下の歯の間に隙間を作っておくように、意識してみましょう。
歯にストレスを与えないようにして、何でも美味しく食べられる強い歯を、いつまでも保ちましょう。

 

 

デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
患者様の歯ぎしりや噛み癖のお悩みにも共に向き合い、最善のアドバイスや改善方法を誠心誠意サポートさせていただきます。
審美歯科に関するお悩みやご相談は、デンタルクリニックツジまで、お気軽にお問合せください。

 

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