虫歯治療の具体的な方法
あなたは、帰宅して、疲れたから着替えて寝ちゃおう!と、歯磨きをさぼったことはありませんか?
お口の中の清潔さを保たないと、あっという間にバイ菌が増殖し、虫歯になってしまいます。
「時々歯が痛む」「冷たいものがしみる」などの症状があったら、それは虫歯の可能性が高いです。
早めに歯医者さんに行って診てもらい、虫歯だとわかったら治療してもらいましょう。
今回は、虫歯治療の具体的な方法について、お話していきます。
今まで虫歯を治療したことがある方は思い返しながら、これから治療する方は予習のつもりで、ご参考にしてください。
歯の構造を知ろう
まず、歯の構造を知っておきましょう。(下図を参照してくださいね。)
①エナメル質
歯の一番外側にある白い部分は、硬いエナメル質です。
エナメル質は、虫歯になりにくくて、歯を守る頑丈で強い部分です。
②象牙質
エナメル質の下の黄色い部分は、象牙質です。
象牙質は、エナメル質より少し柔らかくて、虫歯になると進行しやすい弱い部分です。
③血管神経
象牙質の内部には、歯の神経があります。
基本的に、歯はあごの骨の中に刺さっています。
あごの骨の中には、神経や血管が走っていて、歯の根っこの先から歯の中へ流れる血管を通って、血液が歯に栄養を与えています。
この歯の血管神経が、歯の神経と呼ばれている部分です。
虫歯治療で大切なポイント
①虫歯は浅いうちに治療する
虫歯は基本的に、虫歯の部分を削って、そこに詰め物を入れて治します。
浅い虫歯なら、その部分を削って、詰め物を入れれば良いのですが、虫歯が深く進行してしまうと、歯の神経の中を一気にバイ菌が回ってしまいます。
すると、歯の神経が腐ってしまうため、歯を抜く必要があります。
よって、虫歯は浅いうちに治療することが大切なのです。
下の図は健康な歯から、虫歯が段々進行していく様子です。
もし虫歯になってしまっても、C1の段階で発見して治療すれば、自分の歯を守れるのです。
②虫歯は適正な量だけ削り取る
虫歯治療で歯を削る時、虫歯になっていない健康な歯の部分まで削りすぎるのは良くありません。
大切な自分の歯ですから、傷んでいない部分は、きちんと残しておかなくてはならないのです。
だからと言って、削らなすぎて、虫歯を取り残した状態で詰め物を入れてしまうと、また中で虫歯が広がり、何年かして、また歯が痛くなってしまいます。
虫歯治療は、バイ菌に侵された部分を、適正な量だけ削り取る必要があります。
虫歯検知液を使った虫歯治療
当院では、虫歯を適正な量だけ削り取るために、虫歯検知液を使って、虫歯治療を行います。
「う蝕検知液」と呼ばれる赤い液を歯全体に塗って、そのあと水で洗うと、虫歯になっている部分だけがピンクに染まります。
健康な歯は染まらないので、ひと目で区別がつきます。
ピンクに染まった部分だけを削っていけば、健康な歯まで削りすぎることはなく、虫歯を取り残すこともありません。
う蝕検知液を使うと、虫歯の取りすぎと取り残しを防止することができます。
まとめ
虫歯は、どれくらい進行しているかで治療方法も変わってきます。
歯の神経にバイ菌が回ってしまってからでは、痛みも出て、治療回数も増えるばかりか、歯を抜かなくてはいけない場合もあります。
虫歯にならないように、毎日しっかり歯磨きするのは当然ですが、浅い虫歯は自分では気づかないことも多いので、歯医者さんで定期的に検診を受けてチェックしてもらいましょう。
早めに発見できれば、治療回数も、費用も、少なくて済みますし、なにより大切な自分の歯を残せます。
デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
痛くない虫歯治療で、患者様の不安を和らげ、安心して治療していただけるように誠心誠意サポートさせていただきます。
虫歯治療のお悩みは、デンタルクリニックツジまで、どうぞお気軽にお問合せください。