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歯ぎしりや噛み癖で悩んでいる人の解消方法

 2018/06/15 その他
この記事は約 6 分で読めます。 3,444 Views

歯ぎしりは、眠っているときに、上下の歯を強く擦り合わせて、左右にギリギリ動かしたり、歯を強く噛みしめたりする癖です。
噛み癖は、日中起きているときに、噛みしめや食いしばりだけでなく、上下の歯が常に接触している状態のことをいいます。
歯ぎしりは、ご自分でハッと目覚めたり、誰かに指摘されたりして、気づくこともありますが、噛み癖に関しては、ほとんどの場合、自覚症状がないため、気づかないことが多いのが実情です。

今回は、歯ぎしりや噛み癖で悩んでいる人のへ、その解消方法について、お話していきたいと思います。
大切な歯を守り、健康的な毎日を送るために、ご参考にしていただければと思います。

歯ぎしりや噛み癖が歯や体に与える悪影響

歯ぎしりや噛み癖で、歯に強い力をかけたり、軽い力でも持続的に歯に力をかけ続けたりすると、歯に負担をかけることになります。
その結果
・ 歯にヒビが入る、歯が割れる
・ 歯が欠けた部分からバイ菌が入って虫歯になる
・ 歯がしみる、噛むと痛いなど、知覚過敏になる
・ 歯肉炎、歯周炎など、歯茎の炎症が起きる
・ 顎の骨にも負担がかかり、顎関節症になる
・ 肩こり、首の痛み、頭痛が起きる
・ 睡眠不足になる

などの症状を引き起こす誘因となります。

 

歯に負担がかかると、破損しやすくなり、歯が欠けた部分の隙間から、バイ菌が潜入して、虫歯になってしまいます。
また、歯茎や歯を支える歯根膜(しこんまく)や歯槽骨(しそうこつ)にもダメージを与えるので、歯槽骨(しそうこつ)が下がっていき、歯周ポケットが深くなります。
そこにバイ菌が溜まり、歯肉炎や歯周炎になり、放っておくと歯が抜けてしまうこともあります。
一方、噛みしめることによって、頬の筋肉だけではなく、顎の筋肉も疲弊しますので、顎関節症の原因にもなり、筋肉は顔全体、肩や首回りの筋肉ともつながっているので、肩こりや頭痛を引き起こしていきます。
そのため、ぐっすり深い眠りに就けなくなり、歯や口周りだけではなく、体全体に悪影響を及ぼすことになってしまうのです。

歯ぎしりや噛み癖の原因はストレス

歯ぎしりや噛み癖の原因の大半は、ストレスだといわれています。

現代社会で、ほとんどの人が何らかの噛み癖を持っているといわれるほど、ストレスを抱えています。
原因がストレスならば、ストレスを失くせば良いのですが、ストレスの原因を取り払うことは、そう簡単ではありません。
生活環境を変えたり、人間関係のしがらみから抜け出したり、ご自分の性格を変えたりする必要があり、すぐに対処できるかというと、なかなか難しいのではないかと思います。
ストレスが原因で歯ぎしりや噛み癖が癖になり、歯や体に悪影響が出ると、痛みや不快感からまた新たなストレスが生じ、負のスパイラルに陥るという、困った状況になってしまいます。

歯ぎしりや噛み癖を改善する方法

ストレスをゼロにするのは、不可能に近いと思われるなか、歯ぎしりや噛み癖を改善していく方法を2つご紹介します。

①マウスピースを使用する

夜寝る前に、薄いマウスピースをはめると、寝ている間に無意識にギューッと噛んだり、ギリギリ歯ぎしりをしたりしても、歯にかかる負荷を和らげることができます。
歯医者さんで、ご自分の顎の形に合ったマウスピースを作成してもらえますので、検診を兼ねて、一度相談してみると良いと思います。

②常に意識するように心がける

日中は、マウスピースを装着するのが難しいと思いますので、ご自身で常に意識するしかありません。
唇を閉じていても、上の歯と下の歯の間にわずかな隙間があるのが、お口の正しい状態です。
噛み癖のある人は、常に歯と歯が接触している状態が癖になっているので、噛んでいる意識はありません。
仕事や勉強、家事や育児に集中しているときや、運転中などは特に、口をギュッと閉じていることが多いと思いますので、ご自分で意識的に上下の歯の間に隙間を作るようにしてください。

最初はなかなか難しくて、気づいたら噛みしめていたということもあるかもしれませんが、途中で諦めないで続けることが大切です。
時々思い出して、意識するようにすると、それが習慣になり、噛み癖は段々治ってきます。
食事の後や、寝る前に、歯磨きをするというのも、長年の習慣から、意識しなくても体が動くようになっていますよね。
一度、習慣になってしまえば、毎回意識しなくても、脳と体が覚えてくるので、頑張ってみてください。

ついつい忘れてしまう、意識できないという方は、机の前やカレンダー、車のハンドルの近くなどに、ちいさな目印を貼ったり、置いたりするのも良いでしょう。
忘れていても、その目印を見たら、ハッとして、口元の力を抜くという行為を繰り返していると、段々体がわかってくると思います。
一番の改善方法は、ご自分が噛みしめていることに、気づくことなのです。

まとめ

歯ぎしりや噛み癖は、歯だけではなく、体全体に悪影響を与えてしまいます。
自覚症状がないことから、ついつい放っておくことが多いですが、歯を失ったり、肩こりや頭痛に悩まされたり、睡眠不足になったりもします。
原因は、主にストレスといわれていますが、歯ぎしりや噛み癖で痛みや不快感が生じると、新たにストレスが生じてしまう悪循環になります。
ストレスをすぐに失くすことは難しいと思いますので、歯に負荷をかけないためには
・ 就寝時にマウスピースを装着する
・ 日中は常に噛みしめていないかを意識する
という2つの改善方法で対処していくようになります。
意識するというのは、慣れるまでは上手にできないかもしれませんが、習慣になっていくと、脳と体が覚えて、自然と身につくようになります。
途中で諦めずに続けていくことで、歯ぎしりや噛み癖は、段々治ってきますので、ご自分に合ったやり方を見つけて、頑張ってくださいね。

 

 

デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
患者様の歯ぎしりや噛み癖のお悩みにも共に向き合い、最善のアドバイスや改善方法を誠心誠意サポートさせていただきます。
審美歯科に関するお悩みやご相談は、デンタルクリニックツジまで、お気軽にお問合せください。

 

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