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歯の詰め物をした後の方が要注意!

虫歯治療 その他
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歯医者さんで虫歯を治療して完治したと、安心される方も多いでしょう。
虫歯の治療で、悪い部分を削って、詰め物で蓋をすれば、もう大丈夫!と思いがちですよね。
しかし、実際のところ、昔、治療した虫歯が痛くなってきたという経験はありませんか?
虫歯は、治療したら終わりというわけではなく、長年経ってから再発する可能性もあるのです。

今回は、虫歯の治療で詰め物をした後に、虫歯が再発する原因や仕組み、予防法などについて、お話していきたいと思います。
これから虫歯の治療をされる方は、ぜひご参考にしてください。

虫歯治療の流れ

それでは、虫歯の治療の流れを、改めて振り返ってみましょう。

 

虫歯の治療は、歯の悪い部分を削って、詰め物や被せ物をしていきます。
上の図のように、削った後の歯は、内部の象牙質がむき出しになって、とても脆い状態です。
ここに詰め物を入れて、蓋をするような形になるのですが、これは見た目を隠すためだけではなく、バイ菌の侵入を防ぐ目的もあります。

虫歯の再発の原因

 

一度、虫歯を治療して、詰め物を入れた後で、虫歯が再発することを「二次う蝕」と言います。

私たちの元々の歯は、何の境目もない、一つの物体です。
しかし、虫歯を削った後に詰め物を入れると、詰め物と歯の間には、必ず境目が生じてしまいます。
私たちは、毎日、何百回と食べ物を噛んでいますが、人間の噛む力というのは、体重と同じくらい強いと言われています。
それだけ強い力を歯に与え続けていると、治療後すぐは綺麗に埋まっていた境目にも隙間ができてきます。
また、長年、使っているうちに、人工的に作られた詰め物自体も劣化し、変形したり、剥がれたりして、歯との間に隙間を作ってしまいます。
この隙間に食べ物のカスが溜まり、歯垢となり、バイ菌が歯の奥に潜入して、虫歯になってしまいます。

虫歯の再発の危険性

一度、治療した虫歯が、詰め物の下で再び虫歯になってしまうと、見た目で確認しづらいので、虫歯になっていても気づきにくく、進行しやすい特徴があります。
歯を削っている分、歯の奥の部分で再発することも多く、神経が傷んでしまう場合も多いです。
もし最初の治療で神経を除去していたら、痛みも感じないので、自覚症状がないまま、進行してしまうという怖さもあります。
そして、虫歯の再発と治療を繰り返すと、どんどん歯を削っていくことになるので、最終的には、歯を失ってしまう可能性もあります。

 

虫歯の再発を防ぐためには詰め物の材質選びが重要!

虫歯の再発を防ぐには、歯と詰め物の境目が、どれだけ綺麗に合っているかによって変わってきます。
境目ができるだけ広がらないように、歯にピッタリ合った詰め物をすることが、その歯がもう一度、虫歯になりやすいかどうかを決める大きなポイントです。
詰め物には、いろいろな種類がありますが、材質によって、ピタッと歯に合う具合も違ってきます。
歯垢がつきにくく、隙間が生じにくい丈夫な詰め物を入れておけば、隙間が広がったり、詰め物が劣化して剥がれたりするリスクも、最小限に抑えられます。
虫歯治療で詰め物を選ぶときは、目先のことだけでなく、治療後の虫歯予防も考えて、慎重に選びましょう。


デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
虫歯治療で、歯の詰め物や被せ物をするときも、患者様のご要望を伺いつつ、歯の状態やご予算に応じて、最適な素材をご提案させていただきます。
素材の特徴、費用などを丁寧に説明させていただき、ご納得いただいてから治療を行いますので、安心してご相談ください。
治療して終わりではなく、患者様がその後も快適な毎日を送れるように、定期検診はもちろん、急な不具合や痛みに対しても、誠心誠意サポートさせていただきます。
歯の詰め物に関するお悩みは、デンタルクリニックツジまで、どうぞお気軽にお問合せください。

 

 

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