子供(乳児)の歯磨きについて
こんにちは!
突然ですが、乳歯はいつから生えてきて、いつから歯磨きした方が良いのかご存知ですか?
乳歯は数年で抜けてしまいますが、永久歯にも大きな影響をあたえます!
そのためしっかり歯磨きをして、虫歯にならないようにすることが大切なのです。
今日は、乳歯の歯磨きについてお話ししていきます。
Contents
1、乳歯っていつから生えてくる?
乳歯の生え始めは、赤ちゃんによって個人差はありますが、だいたい生後5ヶ月~8ヶ月頃に下の前歯が生えてきます。
しかし、中には生まれた時すでに生えていたり、1歳過ぎてやっと1本目が生えてくる赤ちゃんもいます。
歯の生え始めはとても幼弱で、虫歯になりやすい状態です。
乳歯が虫歯になると、後から生えてくる永久歯にも影響します。
いつか生え変わるからといって、乳歯のケアをおろそかにしては、永久歯も弱くなってしまいます。
そのため乳歯から、しっかり歯磨きをして、虫歯にならないようにすることが大切なのです。
2、生えてきたら歯磨きのスタート
乳歯の生え始めは個人差がありますが、多くの赤ちゃんは下の前歯から生えてきます。
小さな白いものが見えてきたら、歯磨きのスタートです!
生え始めのころの赤ちゃんの栄養源は、おっぱいやミルクだけ、あるいは離乳食初期であることが多いので、ガーゼでふき取る程度で十分です。
お口の中に触れられることに慣れていないので、赤ちゃんの様子を見ながら行うようにしましょう。
この時期は慣れることが大事なので、赤ちゃんが嫌がるようなら無理はせず、様子を見ながら慣らしていきましょう。
使用するガーゼ
- 蛍光剤が使用されていない綿100%の大判ガーゼ
- 滅菌された個包装のガーゼ
- 歯磨き専用シート
磨く頻度
- 授乳後や就寝前など1日3~4回を目安にする
- 生活リズムもまだまだ整っていないので赤ちゃんの機嫌の良い時に!
磨き方
- 人差し指にガーゼを巻き付け、ぬるま湯に浸す
- 膝の上に、赤ちゃんを仰向けに寝かせて、歯と周りの歯茎を優しく拭く
注意点
- 口の奥まで指を入れない
- ガーゼはしっかりと指に巻き付け、誤飲しないように気を付ける
- 上唇小帯(上唇の裏側にあるスジ)を傷つけないように、反対の指でカバーする
赤ちゃんの歯が、上下4本ずつ合計8本の歯が生えそろってきたら、徐々に歯ブラシに移行していきましょう!
歯ブラシへスムーズに移行するために、普段からおもちゃ替わりに乳児用の歯ブラシを与えておくのも良いでしょう。
喉を突かないようにガードがあるものの方が望ましいです。
また、乳歯が全て生えそろう2歳~2歳半ころからは自分で磨く習慣もつけていきましょう。
保護者の仕上げ磨きは、最低でも6~7歳まではしっかり続けて下さいね!
3、ガーゼ磨きを始めるメリット
早いうちから、しっかりガーゼ磨きを行うことでいくつかのメリットがあります。
①歯を磨くという習慣をおぼえる
歯磨きというのは自然に身に付くものではないので、睡眠・運動・食事の生活リズムを整えていくなかで、取り込んで習慣づけていくことが大切です。
②お口の中を清潔にすることで歯の健康を守る
お口の中の健康は、身体の健康といわれています。
生涯自分の歯でしっかりと食事をするために、乳幼児期からの管理がとても大切です。
③お口のなかを触られることに慣れると、歯ブラシへスムーズに移行できる
何もかもが初体験の赤ちゃん。
大人では当たり前の歯磨きも、慣れるまでには時間が必要です。
まずはガーゼ磨きで、お口の中を触られることに慣らしてあげましょう。
④赤ちゃんとのコミュニケーションになる
ガーゼ磨きは、肌と肌が触れ合う最高のコミュニケーションになります。
まずは遊び感覚で、目を合わせて、楽しく行ってください。
上手にできたら思いっきり褒めてあげましょう。
いかがでしたか?
この時期に一番大切なことは、歯磨きを楽しく習慣づけることです。
毎日の歯磨きが、いやなことにならないように楽しく行える工夫をしながら、きちんとていねいに磨いてあげるようにしてください。
ただ、今まで嫌がらなかったのに、いきなり嫌がる時期もでてくることがあります。
楽しい歌を歌ったり、楽しそうに歯磨きをしている映像を見せても嫌がる時期があるかもしれません。
そういうときは、多少は押さえつけてでも、最低1日1回はしっかり磨くようにしてください。
嫌がるから、泣き叫ぶからといって歯磨きをせず、虫歯になってしまうことの方が子どもにとっては可哀想なことなのです。
どれだけ暴れ叫んだとしても、終わったらしっかり褒めるのは忘れないでくださいね!
子どもたちの大事な歯を、しっかり守ってあげましょう!