虫歯の治療期間は3パターンある
あなたは、歯が痛んだりしみたりして、虫歯かもしれないと思ったらすぐに歯医者さんに行きますか?
仕事や育児で忙しいから、歯医者さんに何度も通うのは難しいと、つい後回しにしてしまう方がいらっしゃいます。
虫歯の治療は、虫歯の進行具合によって、治療期間に大きな差が出てきます。
治療に行く時間がないと、放っておくとかえって治療期間が長くなってしまうのです。
今回は、虫歯の治療期間について、お話したいと思います。
虫歯の状態によって、治療期間にどのような差が出てくるのか、ご参考にしてください。
虫歯の治療期間は大きくわけて3パターン
一度、虫歯になってしまうと、自然に治ることはありません。
きちんと治療しないと、どんどん進行して、歯を失う危険性もあるのです。
下の図を参照してください。
虫歯は、歯の表面のエナメル質の虫歯(C1)から、その内側の象牙質までの虫歯 (C2)、歯の内部の神経まで達した虫歯 (C3)、さらに奥の歯根まで達した虫歯 (C4)と進行していきます。
歯の表面が虫歯になって、治療せずにいると、歯の根っこまで虫歯に侵されてしまうのです。
C4の状態になると、ほとんどの場合、抜歯が必要になり、入れ歯やインプラント治療で対処していかなくてはいけません。
虫歯治療が可能な状態なのは、C1、C2、C3になるため、治療期間は3パターンに分かれます。
初期段階の浅い虫歯(C1)の治療期間
一番浅い、小さな虫歯は、表面のエナメル質が溶けて、濁ったり、黒ずんだりしている状態です。
虫歯に侵された部分を削って、その日にレジンを詰めるだけなので、1回の治療で終わります。
この時点では、まだ痛みはありません。
少し進行した虫歯(C2)の治療期間
エナメル質の内側の象牙質まで虫歯が進行いている状態です。
虫歯に侵された部分を削って、その日に歯型を取り、約1週間後に詰め物を入れて終わります。
詰め物ができてくるまで1週間ほど期間が空きますが、治療の回数は、合計2回で済みます。
ここまで進行すると、痛みを感じたり、冷たいものがしみたりするようになります。
歯の神経まで達した深い虫歯(C3)の治療期間
さらに虫歯が深くなり、歯の内部にある神経まで虫歯が進行している状態です。
こうなると、歯の神経を治療しなくてはいけないので、一気に治療回数が増えます。
まず、歯の神経を取り除き、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して、薬を詰めます。
この神経の治療(根管治療)だけでも、5、6回かかります。
その後、歯型を取って、詰め物を入れたり、被せ物をしたりするので、治療回数は全部で7、8回かかるようになります。
歯の神経の治療が必要になると、急に治療期間は長くなってしまいます。
ここまで進行すると、熱いものがしみるようになったり、ズキズキと痛んだりするようになります。
まとめ
虫歯の治療期間は、虫歯の進行具合によって、3パターンに分かれます。
浅い虫歯なら、削って詰めるだけなので、治療期間は1回で終わります。
少し進行して、痛みを伴うような虫歯は、削ってから歯型を取って、約1週間後に詰め物を入れるので、2回で終わります。
さらに進行して、歯の神経まで達した虫歯は、神経を抜いて、根管治療を行ってから、詰め物を入れたり、被せ物をしたりするので、治療期間が長くなり、全部で7、8回くらいは、通わなくてはいけません。
歯医者さんに行くのが面倒だから、時間がないからと、虫歯になった歯を治療しないでいると、結果的に治療期間が長くなり、治療のために、多くの時間を費やすことになります。
また、歯根まで虫歯が達してしまうと、抜歯して、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどで対処していかなくてはならないので、期間も費用もかかりますし、何よりも大切な自分の歯を失ってしまいます。
虫歯は浅いうちに治すのが大切です。
早期発見のために、歯医者さんで定期検診を受けて、痛みなどの症状に気づいたら、後回しにせずに、すぐに歯医者さんに行くようにしましょう。
デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
初期段階の虫歯治療から、進行してしまった虫歯の治療まで、丁寧に治していきます。
痛くない虫歯治療で、患者様の不安を和らげ、安心して治療していただけるように誠心誠意サポートさせていただきます。
虫歯治療のお悩みは、デンタルクリニックツジまで、どうぞお気軽にお問合せください。