痛くないよく噛める入れ歯があります
「入れ歯(義歯)は痛いもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、入れ歯にしたら、痛くてよく噛めないと訴える患者さんも多くいらっしゃいます。
お年寄りにとって、毎日のお食事は楽しみのひとつですが、日本人の75歳以上は半数以上が総入れ歯を使用しています。
入れ歯が痛くて噛めないと、美味しく食べられないストレスに変わってしまいますし、噛む力が落ちることで、体にも悪い影響を与え、他の病気になる可能性も増えてきます。
最近は、入れ歯治療も進化して精巧(せいこう)なものになっており、患者さんの痛みや心理的ストレスを失くすことが可能となっています。
今回は、痛くないよく噛める入れ歯について、お話していきます。
入れ歯は痛いものという先入観が変わり、治療をためらっていた方が前向きにご検討してくださればと思います。
痛くない入れ歯は、噛み合わせの安定が大切
痛くない入れ歯を作るには、どうしたらよいのでしょうか?
入れ歯が痛いのは、歯茎の上に乗っている入れ歯が動いて、歯茎が擦れるからです。
できるだけ動かない安定した入れ歯を作れば、歯茎がこすられることもなく、痛くなりません。
そのためには、入れ歯の歯並びが、顔に対して平行で真っすぐで、横から見てもまた歯並びが真っすぐ作られている必要があります。
入れ歯の歯並びがカーブしていたりすると、物を噛んであごが動いた時に、入れ歯の横揺れに繋がり、痛くなってしまいます。
つまり、痛くないよく噛める入れ歯を作るには、噛み合わせが安定していることが一番大切です。
インプラントを利用した入れ歯
入れ歯をより安定させるために、インプラントを利用した入れ歯があります。
インプラントは、歯を失った部分のあごの骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療法です。
チタンは硬い金属なので、噛む力をそのまま受けても、動いたり壊れたりしません。
これを入れ歯に利用するのです。
下の写真をご覧ください。
まず、あごに細いインプラントを打ち込みます。
インプラントの先端にボタンが付いていて、入れ歯の内側にも4つボタンが付いています。
それぞれボタンとボタンがパチっと合わさり、横揺れがまったくしないので、入れ歯の動きをカチッと止めてくれます。
外す時は手で引っ張ると外れますが、食事中に勝手に浮き上がったり、外れたりすることはありません。
入れ歯が動くことがなく、安定されているので、痛くなくしっかりものが噛めます。
見た目もスッキリしているので、入れ歯と気づかれたくない方にはおすすめです。
柔らかいゴムを敷いた入れ歯
入れ歯の内側にクッションが敷かれているようなものなので、グッと噛んでも痛くありません。
通常、硬い入れ歯と歯茎の間に、食べ物が入り込むと痛くて噛めなくなります。
イチゴやトマトの種など小さい粒は、わずかな隙間にも入り込んでしまい、知らずに噛むと痛みを感じます。
そのため、食事をしていても、恐る恐る噛んでいたり、ためらったりしている人が多いです。
柔らかいゴムを敷くことによって、食べ物が入り込む心配もなくなり、思い切って噛めるので、噛むスピードが上がります。
吸着力、弾力性のある素材なので、あごの骨が痩せていても、しっかり入れ歯が安定しますし、痛みが軽減されます。
まとめ
初めて入れ歯を使ったら、慣れるまで多少の違和感はあるかもしれません。
ただ痛い、外れる、安定しないなどの不具合がある時は、あなたのお口に合わない入れ歯だと考えられます。
入れ歯が正確にピッタリとお口に合って安定していれば、痛くはありませんし、よく噛めるはずです。
合わない入れ歯を使っている、または痛くて外しているという方は、歯医者さんで調整してもらってください。
また、これから入れ歯を作ろうとしている方は、どのような入れ歯がご自分に合うのか、歯医者さんとよく相談してから、治療に臨んでくださいね。
デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
患者様が痛くない入れ歯で、毎日のお食事をよく噛めるように、誠心誠意サポートさせていただきます。
お手持ちの入れ歯が合わない、痛い、すぐに外れるという方は、お口にピッタリ合うように、丁寧に診察し、より良い解決方法をご提案させていただきます。
入れ歯に関するお悩みやご相談は、デンタルクリニックツジまで、お気軽にお問合せください。