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入れ歯とブリッジの違いを知っていますか?

入れ歯
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虫歯や歯周病、思いがけない事故などで、歯を失ってしまった場合、そのまま放置しておくと残っている他の歯に負担がかかるばかりではなく、全身に悪影響を及ぼします。
そのため、失った歯の代わりに人工の歯を作らなくてはなりませんが、歯医者さんで入れ歯とブリッジのどちらにするか聞かれ、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

今回は、ブリッジと部分入れ歯(床義歯)の違いについてお話していきます。
それぞれの特徴を知り、ご自分に合った治療法を選ぶ時のご参考にしてください。

ブリッジ

ブリッジ治療は、抜けた歯の両隣の歯の周りを全部削り土台にして、被せ物を被せるやり方です。

 

①ブリッジのメリット

・ 保険の適用内で治療ができて、金額的に安くできます。
・ 安定して固定できるので、違和感が少なく、取り外しの手間がかかりません。

②ブリッジのデメリット

・ 健康な歯であっても、両隣の歯を全部一周削らなくてはいけません。
かなり大きく削り、時には神経まで取らなくてはいけない場合もあるので、歯はとても弱ります。
・ 3本の噛む力を両サイド2本で受けないといけないので負担がかかり、噛む力に対しても弱くなります。
支える歯を将来的に失う原因となる場合があります。
・ 失った歯の両側にしっかりとした土台となる歯があることが必要なので、奥歯には対応できません。
・ 失った歯の本数が少ない場合だけの治療方法で、多数の歯の欠損には対応できません。
・ ブリッジと歯肉の間に食べカスが溜まり、お口の中が不衛生になりやすいです。
・ 支えている歯に問題が起きると、作り直しが必要になります。
・ ブリッジの寿命は長くなく、耐用年数は7~8年と言われています。

部分入れ歯(床義歯)

部分入れ歯(床義歯)は、両隣の歯は削らずに、金属のバネを引っ掛けて歯にはめるやり方です。

①部分入れ歯のメリット

・ 保険の適用内で治療ができて、金額的に安くできます。
・ ブリッジのように健康な歯を削る必要がなく、奥歯や多数の歯の修復にも対応できます。
・ 取り外して洗えるので、お口の中を清潔に保つことができます。
・ 作り直しが必要な場合は、入れ歯本体だけなのでブリッジより安易にできます。

②部分入れ歯のデメリット

・ 金属のバネで引っ掛ける隣の歯に負担がかかり、歯がぐらついたり抜けてしまったりする場合があります。
・ 噛む力が天然歯の30%くらいまで落ちてしまいます。
・ 見える場所だと金具が目立ち、見た目が良くありません。
・ お口の中に違和感があったり、ガタついたりする場合があります。
・ 部位にもよりますが、入れ歯の寿命は、7~8年と言われています。
・ 自分で取り外し、洗浄して装着するという手間がかかります。

入れ歯の金具の周りや歯肉との間には、どうしても物がよく溜まります。
食後は必ず入れ歯を外して、歯磨きをして、入れ歯も綺麗に洗ってから、お口に戻す作業が必要です。

まとめ

ブリッジは両隣の歯を削って被せ物をし、入れ歯は隣の歯にバネで引っ掛け、失った歯の修復をします。
それぞれの特徴を比べてみましょう。

費用はどちらも保険適用内でできますが、見た目や違和感を重視して素材に拘ると、自費診療になる場合があります。

お口の中の状態は人それぞれです。
ブリッジにすると決めて治療を始めてから、やっぱり入れ歯のほうが良かったと思っても、もう歯を削っていたら取り返しがつきません。
ご自分のお口にはどちらが合っているのか、歯医者さんとよく相談して、後悔のない選択をしてください。

デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
患者様のお口の状態を適切に判断し、最善な治療で誠心誠意サポートさせていただきます。
部分入れ歯やブリッジなど、失くした歯の修復に関するお悩みやご相談は、デンタルクリニックツジまで、お気軽にお問合せください。

 

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