歯周病を予防するために大切な3つのポイント
歯周病と聞くと、年齢が進んでからなる病気と思っている方が多いかもしれませんが、実は20代から徐々に発症してくる場合が多いと言われています。
しかし、これにはとても個人差があります。
・寝る前に歯磨きをしない
・噛み合わせが悪い
・タバコを吸っている
・間食が多い
など、お口の中の清潔や生活習慣が大きく影響します。
歯周病が一番多い年齢は、55歳~65歳ですが、ご自分がその年齢でないからと安心していてはいけません。
なぜなら、歯周病はあのギネスブックにも登録される「世界で一番罹患者の多い病気」だからです。
誰でも、歯周病にかかる可能性があるということです。
今回は、歯周病を予防するために大切な3つのポイントをご紹介していきます。
歯周病にかかってしまってから後悔しないように、正しい知識を知って、予防に努めてくださいね。
歯周病を進行させないために現状を維持する
お口の中には、たくさんのバイ菌がいます。
これらが歯の表面に引っ付いて歯垢となります。
歯垢は、粘着性があり、水分を飲んでもうがいをしても取れません。
歯垢1mgの中には10億個の細菌が住んでいると言われ、歯周病を引き起こす原因となります。
歯周病は、残念ながら、一度なると綺麗に元の状態には治りません。
そのため、歯周病にかかってしまったら、それ以上進行しないように現状を維持することが、歯周病の治療であり、予防になります。
毎日の歯磨きでセルフケアを怠らない
歯周病の予防で一番大切なのは、自分自身で、毎日、家できちんと歯磨きをすることです。歯の表面についた歯垢を、できる限り取り除き、清潔な状態にしておく事が、なによりの予防になります。
食事をすると、その食べカスの中から細菌が増殖して、8時間で歯垢になると言われています。
毎食後と就寝前の歯磨きが理想ですが、なかなか難しいと思いますので、せめて夜寝る前だけは、時間をかけて、しっかり歯磨きをしてください。
朝起きた時に、なんとなくお口の中が気持ち悪い、粘つく感じがするという方は、就寝中にお口の中でバイ菌が繁殖している証拠です。
お風呂に入りながらでも、テレビを観ながらでも、本を読みながらでも構いませんから、お口の中全体を想像して、磨き残しがないかチェックしながら磨いてくださいね。
また、歯磨きはしていても、正しく歯磨きできている人は意外と少ないものです。
偏った磨きグセで、磨いたつもりでも磨けていない部分があると、そこから細菌が繁殖して、お口の中を動き回り、全体に広がってしまいます。
ぜひ一度、歯医者さんで、歯磨き指導を受けていただくことをお勧めします。
定期的に歯医者さんで歯石を取る
毎日頑張って歯磨きをしっかりしていても、完璧に歯垢は取り切れません。
磨き残した歯垢は、2日ほど経つと、石灰化して、硬い歯石に変わってしまいます。
歯石は、歯垢が落ちにくい場所にできるので、歯と歯の間の隙間などに多く見られます。
歯石は、その名の通り、石のように硬く強固に歯に引っ付いているので、歯ブラシでは取れません。
歯周病が進行すると
・歯茎が気持ち悪い
・歯茎が膿んでいる
・朝起きたときに口臭がする
などの症状が出てきます。
そうなる前に、定期的に歯医者さんに通い、付きかけた歯石を予め取ることが、歯周病の予防には、とても大切です。
まとめ
歯周病は、誰でもかかる可能性がある病気で、一度かかってしまったら、元の状態に戻すことはできません。
歯周病を予防するには、いかに歯垢の段階で取り除くかが大事になってきます。
これは、毎日の患者様ご自身の歯磨きにかかっています。
それでも歯垢が取り除けなくて、歯石になってしまったら、早めに歯医者さんで取り除き、歯周病にかかってしまった場合は、それ以上進行しないように、現状を維持する治療を行います。
このように歯周病の予防は、患者様と歯医者さんが、共に協力して成り立つものです。
セルフケアと、歯医者さんのサポートをバランスよく生活に取り入れて、歯周病からご自分のお口を守りましょう!
デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
歯周病治療はもちろん、歯磨き指導、歯石の除去も、患者様の視点に立ち、誠心誠意サポートさせていただきます。
歯周病に関するお悩みやご相談は、デンタルクリニックツジまで、お気軽にお問合せください。