やっていませんか? 顎関節症の原因となる仕草・姿勢・寝かた
顎関節症は、誰でもなる可能性がある疾患です。
顎に違和感がある、顎が痛む、口を大きく開けづらい、口を開閉するたびに顎の骨がカクカク鳴るなどの症状が出ます。
顎関節症の主な原因は、顎がズレることです。
今回は、顎にとって良くない仕草や姿勢、寝方についてお話していきます。
あなたも習慣やクセになっていて、ついやっている仕草や姿勢、寝方があると思います。
お読みいただいて、顎関節症にならないために、気をつけていただきたいと思います。
Contents
頬杖をつく
あなたは頬杖をつくクセはありませんか?
頬杖をつくと、腕や手のひらで頬や顎に力をかけて、頭の重みを全部顎で支えることになります。
頭の重みというのは、ボーリングの玉くらいの重みがあるので、頬杖をついていると、当然その重みで顎がズレてきます。
スマホを操作していたり、パソコンに向かって考え事をしていたり、無意識で頬杖をついていることがあるかもしれません。
現代人に顎関節症が多いというのは、こういう仕草が原因となっている場合が多いです。
頬杖をつくクセがあるようなら、意識して改善していくように心がけましょう。
姿勢が悪い
顎関節症の原因となる顎のズレは、姿勢とも大きく関わっています。
そもそも、どうして頬杖をつきたくなるのか、考えてみましょう。
人間は一番重たい頭が一番上にある不安定な動物です。
真っすぐ立っているうちは、それほど頭の重みを感じることはありませんが、体が少しでも前に傾き始めると、頭の重さを体が支えられなくなります。
その結果、背中が痛くなったり、腰が悪くなったり、体を支えるために杖をつくようになってしまいます。
同じように、座った状態で、少し頭が前に倒れてくると、頭が重たいので支えようとして、頬杖をついてしまうのです。
前傾姿勢、つまり猫背になると、頬杖をついてしまうので、常に意識して真っすぐな姿勢を保つようにしなくてはいけません。
そのためには、腹筋と背筋のバランスが大事です。
慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、正しい姿勢を意識するようにしましょう。
うつ伏せ、横向きに寝る
あなたは、寝る時は、どんな寝方で寝ていますか?
実は、寝方が顎関節症の原因となっている場合があるのです。
顎のズレを防ぐためには、寝る時は顎に力がかからないように寝ないといけません。
うつ伏せで寝ると、顔が横向きになるので、顎に力がかかってしまいます。
また、横向きに寝る時も、枕が顎に当たって、顎に力がかかります。
長い時間寝返りも打たないで、一方に力がかかり続けると、顎がズレてしまいます。
横向きのほうが寝やすいという場合は、枕の位置を上のほうに置いて寝るようにしましょう。
枕の位置が顎骨よりも上であれば、骨が硬いので大きく変形したり、ズレたりするのを防げます。
低反発の枕は沈み込むので、寝返りを打ちにくく、常に同じ位置に重みが集中するので、オススメできません。
枕を選ぶ時は、顎のためには、柔らかくて低い枕が良いと思います。
まとめ
顎関節症の原因となる顎のズレは、見過ごしがちな毎日の生活習慣やクセなどが引き起こしていることが多いです。
頬杖をついたり、寝転んで本を読んだり、長時間のパソコン・スマホ操作で猫背になっていたり、ご自身に照らし合わせて、思い当たることがあったら、意識して直してください。
寝方も大きく関係しているので、仰向けで寝たり、枕の位置を工夫したりして、顎に負担をかけないようにしましょう。
特に症状がないからと、悪いクセを直さないでいると、今は大丈夫でも、将来的に顎関節症になる可能性があります。
生活習慣や寝方を見直して、顎関節症を予防するようにしましょう。
そして、少しでも顎に違和感や痛みがある場合は、早めに歯医者さんで診てもらってくださいね。
デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
顎関節症の治療も、患者様の症状によって適切な治療法を使い分け、誠心誠意サポートさせていただきます。
顎が痛い、口が開きづらい、顎の関節の音が鳴るなど、ご心配、ご不安なことがございましたら、酷くなって全身に悪影響が出る前に、ご相談ください。
顎関節症に関するお悩みやご相談は、デンタルクリニックツジまで、お気軽にお問合せください。