歯並びが悪くなる理由について
あなたは、ご自分の歯並びに自信がありますか?
鏡を見た時に、「ちょっと気になるな」「この歯が邪魔だな」と、思ったことはありませんか?
歯並びが悪いことがコンプレックスになり、人前で大きな口を開けて笑えない、初対面の人と会話するのが苦手という方もいらっしゃるかもしれません。
歯が綺麗に並んでいると見た目の印象が良いばかりではなく、ご自分の自信にもなりますし、歯磨きがしやすいので虫歯や歯周病のリスクも減ります。
では、そもそもなぜ歯並びが悪くなるのでしょうか?
今回は、歯並びが悪くなる理由について、お話していきます。
歯並びが悪くならないように注意したり、少しでも改善したりするために、ぜひご参考にしてください。
歯にかかる圧力のバランスが崩れると歯並びが悪くなる
歯は、不動的なものではなくて、力がかかると動くものです。
気づかないだけで、常に私たちの口の中では、歯並びが良くなったり、悪くなったり、わずかに変わっています。
歯は、中側から舌で押され、外側からは唇や頬に押されて、力がかかっています。
その圧力の均等の取れた所に、歯は並ぼうとします。
無意識で行っているクセや生活習慣によって、圧力のバランスが崩れると、歯並びが悪くなっていきます。
それは、子供の時だけではなく、大人になっても続きますので、何歳になっても、歯並びは変化していきます。
①舌の力が強い人は、出っ歯になる傾向がある
良く喋る人は、よく舌が動きますし、口を開いていることが多いですね。
すると、歯には中側から舌の圧力がかかり、外側からは唇や頬の圧力があまりかからないので、出っ歯になる傾向があります。
②グッと口を閉じている人は、歯が中向きになる傾向がある
普段から唇を噛みしめたり、噛みグセがあったりする人は、歯に外側からかかる圧力のほうが強くなるので、歯が押されて中向きになる傾向があります。
頬杖をつくクセがある人は要注意!
あなたは、テレビを観たり、考え事をしたりする時に、頬杖をつくクセはありませんか?
頬杖をつくと、頭の重みが全部、頬にのしかかることになります。
人間は、頭の重さだけでも5kgあると言われており、前屈みになっていると、さらに体の重みも加わるので、かなりの力になります。
それがそのまま片方の頬に集中してくると、歯並びが歪み、さらに顔や顎も歪んできます。
一例として、こちらの写真をご覧ください。
頬杖をつくクセが原因で、歯が横から押されて歯の並ぶスペースが狭くなったため、前歯が並びきれずにガタガタになってしまった例です。
このように、横から圧力がかかると、前歯にも影響が出て歯並びが悪くなってしまいます。
頬杖をつくクセを止めて、歯並びを広げると、スペースができてくるので、前歯も少し綺麗に並んできます。
クセというものは、本人はなかなか気づかずに、周りの人に言われて、初めて自覚することもあると思います。
頬杖をつくような歯に圧力がかかるクセは、気づいた時点で意識的に直していきましょう。
まとめ
歯は、力がかかると動くので、大人になっても、常に歯並びは変わっています。
舌癖があったり、口を開いている状態が続いたりすると、内側から歯に圧力がかかり、歯が前に出てきて出っ歯になります。
また、下唇を噛んだり、頬杖をつくクセがあったりすると、外側から圧力がかかり、歯が中向きになってきます。
また、横からの力が加わることで、歯並びが狭くなると、前歯が並ぶスペースが狭くなり、ガタガタになってしまいます。
悪いクセを直して、歯が元の位置に戻れるように、スペースを確保することが大切です。
ご自身に置き換えて、習慣になっているクセはないか、それが歯並びに問題を与えていないか、ぜひ意識してみてください。
そして、歯に圧力をかけるようなクセや姿勢に気づかれたなら、今日からすぐに直していきましょうね。
デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
歯並びが悪くて悩んでいらっしゃる患者様には、丁寧なカウンセリングで個別に原因を探り、患者様お一人お一人に合った治療法をご提案させていただきます。
歯の状態をしっかり診察し、矯正が必要なのか、どんな方法が適しているのか、ご安心できるようにご納得いくまでご説明させていただき、誠心誠意サポートさせていただきます。
歯の矯正に関するお悩みやご相談は、芦屋市 デンタルクリニックツジまで、お気軽にお問合せください。