原因不明の頭痛の本当の原因は?
風邪や二日酔いでもないのに頭が痛い、慢性的に頭痛が酷いという方がいらっしゃいます。
頭の片側だけに、脈打つような痛みが出てくる片頭痛(偏頭痛)に悩まされている方も多いです。
このような場合、噛みグセが原因となっている場合が少なくありません。
今回は、噛みグセが頭痛の原因になるのはなぜか、また、その改善方法をお話していきます。
原因不明の辛い頭痛に悩まされている方は、ぜひご参考にされてください。
原因不明の頭痛は噛みグセが原因?
頭がズキズキ痛む、こめかみの辺りが脈打って痛いなど、日々の生活にも支障が出てきて、病院を訪れる方が増えています。
脳の病気かもしれないと、CTやMRIなど、色々な検査をしても、悪い所が見つからないのに、とても頭が痛くて、毎日が辛い…と原因が特定できないまま、痛み止めの頭痛薬を服用している人も少なくありません。
また、頭痛だけでなく、首の痛みや肩こりなども併発している場合もあり、整骨院に行ったり、マッサージを受けたりしている方もいらっしゃいます。
それでも一向に良くならないと言う場合は、噛みグセが原因となっていることが多いです。
噛みグセがどうして頭痛の原因になるのか?
①グッと噛むと顔、首、肩全体の筋肉が動く
私たち人間は顔中に筋肉が張りめぐらされています。
試しに、あなたの顔を抑えながら、グッと歯を噛んでみてください。
顎が動き、こめかみや耳の上も筋肉がピクピク動くのが、お分かりになると思います。
これは、グッと噛むことで、顔の筋肉が使われていることを表します。
そして同様に、顔だけではなく、首や肩全体の筋肉も使われています。
②噛みグセが筋肉痛を起こし、頭痛となる
物を噛んだりするように、強い力がかかる場合だけではなく、知らないうちにかかる軽い力でも、筋肉は使われています。
つまり、上の歯と下の歯が長時間接触している時点で、筋肉にストレスがかかり続けているのです。
噛みグセがあると、常に筋肉が使われることになり、筋肉が疲労して筋肉痛を起こし、頭痛を引き起こします。
③無意識の噛みグセに注意!
私たちは、日々の生活の中で、意識せずに歯と歯を接触させて、筋肉を使っています。
それが噛みグセであると気づかずに、集中して仕事をしたり、料理をしたり、運転をしたりする時に、口を閉じて、歯と歯を接触させ、筋肉にストレスをかけています。
このような軽い力でも長時間噛んでいると、筋肉痛を起こして、頭痛になります。
噛みグセを治して、頭痛を改善させる
噛みグセを治すことによって、筋肉にかかるストレスを和らげ、頭痛が治るケースが多くあります。
寝ている時に歯ぎしりをしたり、歯をグッと噛んでストレスを発散したりしている人は、夜寝る時にマウスピースを装着すると良いでしょう。
また、普段からできるだけ歯と歯を接触させないよう、軽く浮かしておく意識が必要になります。
パソコンに向かったり、スマホを操作したり、何かに集中してしまうとついつい口を閉じてしまいますが、歯と歯が長時間接触しているのは良くありません。
唇は閉じていても、中でわずかに歯と歯が浮いている状態が良いのです。
慣れないと難しく感じるかもしれませんが、意識してやり続けることで、その状態がわかって来ますので、ご自身の習慣にして、噛みグセを治してください。
まとめ
原因不明の頭痛は、噛みグセが原因となっている場合があります。
常に歯と歯が接触していることで、ずっと筋肉にストレスがかかり、筋肉痛を起こし、頭痛となっているのです。
意識して、歯と歯を軽く浮かすことで、筋肉痛、すなわち頭痛が改善される場合が多くあります。
また、噛み合わせが悪いと、偏った筋肉が使われることになり、片方のこめかみが痛いなど片頭痛(偏頭痛)の症状が出るばかりではなく、重い頭を支える首(頸椎)の歪みが生じて、頭痛を引き起こします。
噛みグセや噛み合わせは、頭痛だけでなく、首や肩の痛み、顎の痛み、不眠症、耳鳴り、胃腸障害などの様々な症状の原因になります。
原因不明の体調不全が続く場合は、ぜひ一度、歯医者さんに相談してみてください。
デンタルクリニックツジは、神戸・芦屋市で最新の技術と設備による、安心・安全な歯科治療、インプラントを提供する歯科医院です。
原因不明の頭痛を引き起こす噛みグセ、噛み合わせについても、丁寧に診断し、誠心誠意サポートさせていただきます。
患者様のご不安なお気持ちに向き合い、改善方法をご提案し、ご納得いただいたうえで治療に入りますので、ご安心ください。
顎関節症に関するお悩みやご相談は、デンタルクリニックツジまで、お気軽にお問合せください。