出っ歯でお悩みの方は必見!出っ歯の原因と改善方法
こんにちは!
突然ですが、あなたは前歯が出ていることによって、何か恥ずかしい思いや嫌な思いをしたことはありませんか?
前歯が出ていることによって、「写真にうつりたくない、口を大きく開けたくない・・・。」といった外見の悩みを抱えている方もいるかもしれませんね。
さて、そんな出っ歯ですが、実は身体的リスクにつながるのはご存知ですか?
出っ歯は前歯が噛み合わず、全体の噛み合わせが悪いため、次のような健康被害が出てくることも・・・!
・食べ物を噛み砕くことができないので、消化不良になる
・奥歯に負担がかかり、歯周病が進行する原因になる
・口が半開きになり、口の中にウイルスが侵入し、風邪をひきやすくなる
とはいえ、出っ歯を治すには矯正しか方法がなく、「痛そうだな・・・。」と一歩を踏み出せない人は多いのではないでしょうか。
時間もお金もかかるので、余計に億劫になりますよね。
しかし、過去に矯正をした私の経験から言うと、出っ歯の矯正をオススメです!
なぜなら、出っ歯を矯正することによって、長年のコンプレックスから解放され自信がつく、という変化を得ることができるからです。
もちろん、矯正中は痛いし、お金もかかります。
そこでこの記事では、出っ歯に関する基本的な知識と、出っ歯を治療する上で知っておきたい豆知識をお伝えします!
この記事を読むことで、矯正治療への足がかりとなれば幸いです。
それではまいります!
前歯が出てるだけが出っ歯じゃない!?
あなたは、出っ歯についてどんな印象をお持ちでしょうか?
出っ歯と聞くと、見た目に対してネガティブなイメージを持っている方も多いでしょう。
ですが、本当に怖いのは「出っ歯による健康リスク」です。
というのも、出っ歯になると、口が閉じづらくお口の中が乾燥してしまうからです。
そのため、次のような口内トラブルの引き金になってしまうのです。
・きつい口臭
・虫歯
・歯周病
また、上と下の前歯が噛み合っていないため、前歯で食べ物を噛み切ることができず、舌と上アゴで食べ物を噛み切ることになります。
そのため、歯や上アゴに変に負担がかかり、出っ歯を悪化させてしまうのです・・・。
ところで、あなたは出っ歯がどのような原因で起こるのかを知っていますか?
実は、出っ歯には3つの分類があり、それぞれ原因が異なります。
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
1.下アゴの大きさは正常だが、上アゴが大きすぎる
2.上アゴの大きさは正常だが、下アゴが下がっていたり、小さすぎる
3.単純に前歯が出ている
あなたは、上記のうちどの出っ歯に当てはまりますか?
1番・2番は、上下のあごの大きさの不調和が原因で出っ歯になっています。
不調和の程度が大きいと「顎変形症(がくへんけいしょう)」という病名がつき、矯正治療と合わせて、あごの手術を行う必要があります。
顎変形症で無ければ、矯正治療だけで改善されますので、まずは自分の程度を知るために、歯科医院へ相談に行きましょう!
一方、3番は生活習慣が原因で出っ歯になっています。
矯正治療で改善はされますが、原因となった習慣も直さなければ、また出っ歯に戻る可能性があります
そのため、まずは生活習慣の見直しが必要となります。
次の章では、出っ歯の原因となる生活習慣についてお話ししていきますね!
口周りの癖や姿勢が出っ歯の原因になります!
先ほど、一部の出っ歯は生活習慣が原因だとお伝えしました。
そのため、この章でお伝えすることを心がけるだけで、出っ歯の進行を最小限にすることができます。
また、お子さんが将来的に出っ歯になることを防げる可能性もあります。
では、出っ歯になってしまう生活習慣とは、どのようなものなのでしょうか?
出っ歯になってしまう生活習慣は次の通りです。
1.頬杖をつく
2.舌癖や口唇癖がある
3.普段から口呼吸を行なっている
4.猫背になっている
5.爪を噛む、指をしゃぶる
1.頬杖をつく
あなたは、テレビやパソコンを見ているとき、無意識に頬杖をついていませんか?
頬杖は出っ歯の原因になってしまいます。
というのも、頬杖の姿勢を長時間続けると、下アゴに対して後ろ向きの力がかかってしまい、下アゴが後ろに下がってしまうからです。
結果として、上アゴが前に出ることになるので、出っ歯になってしまうのです。
2.舌癖や口唇癖がある
あなたには、舌を使って前歯を前に押し出したり、下唇を噛む癖はありませんか?
そのような舌癖や口唇癖は、歯や上あごを前に押し出してしまいます。
舌や唇を使った癖はできるだけ無くしておきましょう!
3.普段から口呼吸を行っている
口呼吸の方は、出っ歯になりやすくなります。
なぜなら、口呼吸によって口が常に開いてしまうので、前歯がまえに傾く力を抑えられないからです。
まずは口呼吸を改善しましょう!
ちなみに、口呼吸を改善するには、普段から口を閉じることを意識して、口周りの筋肉を鍛えることが大切です。
「口周りの筋肉なんて鍛えられるの・・・?」と思われるかもしれませんが、次のような運動をすることで鍛えられます!
・風船を膨らます
・ストローを吹く
・あいうべ体操をする
あいうべ体操は、最近メディアでも取り上げられることが多くなってきました。
口呼吸の改善だけでなく、様々な効果も期待できますので、ぜひやってみてくださいね!
4.猫背になっている
先ほど、口呼吸の方は出っ歯になりやすいとお伝えしました。
つまり、口呼吸を助長するような生活習慣は、出っ歯につながるということになります。
ここでお伝えしている「猫背」は、口呼吸を助長する生活習慣です。
なぜなら、猫背の方は胸が広がらず、肺による呼吸がしづらいからです。
そのため、空気を吸い込む量を増やすために、口呼吸になってしまうのです。
姿勢の歪みがある方は、ぜひ、整体院などで治すようにしてくださいね!
5.指をしゃぶる・爪を噛む
幼少期によく見られる、指しゃぶりや爪噛みは出っ歯につながります。
なぜなら、指しゃぶりや爪噛みによって、上あごや上の前歯が少しづつ外に押し出されてしまうからです。
指しゃぶりや爪噛みは、癖になりやすく、なかなかやめられません。
もし、お子さんが指しゃぶりや爪噛みを行なっている場合は、やめられるような工夫をしてあげましょう。
このように、普段の生活で無意識にしている癖が出っ歯につながっていることがあります。
これらの癖をやめるだけで、出っ歯の進行を止められたり、改善されることがあります。
また、出っ歯の改善だけでなく、健康に生活を送れるようになるかもしれません。
日々の生活の中で、少し意識してみてくださいね。
でもやっぱり気になる!そんな時は矯正治療です!
あなたは出っ歯の矯正治療の方法が3つあることを知っていますか?
実は出っ歯の治療法は上の歯に金具をつける以外にも、いくつか方法があります。
しかし、事前に矯正方法やその内容、費用について知っておかなければ、思うような効果が得られなかったり、自分に合っていないがために損をしてしまう可能性があります。
そこで、この章では、出っ歯を矯正するための治療方法を比較形式でお伝えします。
ぜひ、自分に合った方法を選んでみてくださいね・・・!
1.ブラケット矯正
2.マウスピース矯正
3.床矯正
1.ブラケット矯正
歯にマルチブラケットという矯正装置を取り付け、ワイヤーの力を利用して移動させる矯正方法です。
一般的に、矯正と言えばこの方法を思い浮かべる方が多いと思います。
ブラケット矯正には、歯の表面に付ける方法と、歯の内側に付ける方法があります。
歯の表面につける方法 | 歯の内側につける方法 | |
費用 | 80万〜100万円程度 | 90万円〜120万円程度 |
期間 | 2〜3年 | 2〜3年 |
利点 | 多くの症例に対応できる ベーシックな方法なので、対応できる矯正医が多い |
目立ちにくい |
欠点 | 装置が目立つ 歯磨きがしにくい ゴムを使用する場合、着色しやすい食べ物(カレー)を避けなければならない ブラケットが外れると、すぐに付けに行かなければならない 歯を積極的に動かす時は痛みが強い |
慣れるまで発音しにくく、対応できる矯正医が少ない 表側装置よりもさらに歯磨きがしにくい ブラケットが外れると、すぐに付けに行かなければならない 歯を動かす時は痛みが強い |
2.マウスピース矯正
透明で薄いプラスチックでできたマウスピースをはめることで歯を動かしていく矯正方法です。
昔はあまり無かった治療法ですが、最近はメジャーになってきて、取り入れている歯科医院も増えてきています。
マウスピース矯正 | |
費用 | 25万〜70万円程度 |
期間 | 1年 |
利点 | 目立たない(矯正中だとバレにくい) 取り外しできるので、大事な時は外しておくことができる 虫歯になりにくい 金属アレルギーの心配がない 痛みが少ない |
欠点 | つける時間が守られないと、スムーズに歯が動かず、治療期間が長引く 全ての症例に対応できない |
3.床矯正(しょうきょうせい)
子どもに使われる矯正方法で、成長に合わせてあごを広げながら行います。
あごの成長を利用するので、年齢や成長具合によっては、対応できないこともあります。
特に女の子は成長が早いので、遅くとも小学校低学年までには、相談に行きましょう!
床矯正(しょうきょうせい) | |
費用 | 10万〜30万円程度 |
期間 | 3〜4年 |
利点 | 顎の成長を利用して歯並びを直していくので、歯を抜かず治療できる 固定式のものより費用がかからない 虫歯になりにくい |
欠点 | 装置を外している時間が長いと治療期間が長引く 本人が治療に積極的でないとスムーズに進まない 親が管理しなければならない 顎の成長を利用するので、年齢によっては対応できない 後戻りしやすい |
失敗しない矯正歯科の選び方
矯正治療はさまざまな方法があり、それが自分に合っている方法なのかは、自分では分かりませんよね。
矯正治療は、費用や期間もかかるため、失敗は許されません!
そのため、自分に合っている方法を選ぶ必要があります。
そこで、この章では、出っ歯の矯正を行なっている歯科の選び方をお伝えします。
1.日本矯正歯科学会の認定医・専門医が在籍している
2.治療方針や費用、期間などメリットやデメリットもしっかり説明してくれる
3.最新機器が揃っていて、多くの実績がある
4.先生との相性が良い
1.日本矯正歯科学会の認定医・専門医が在籍している
「日本矯正歯科学会の認定医・専門医」とは、矯正治療の充分な経験を有する、いわゆる矯正のプロです。
安心して治療をうけるには、認定医・専門医が在籍している方が良いでしょう。
日本矯正歯科学会のホームページに、名簿がのっています。
通える範囲の歯科医院に、認定医や専門医が在籍しているか、一度調べてみてくださいね。
2.治療方針や費用、期間などメリットやデメリットもしっかり説明してくれる
治療方針を一方的に押しつけるのではなく、患者さんの立場に立って、しっかりとカウンセリングしてくれる歯医者さんを選びましょう。
なぜなら、矯正治療では、歯を抜く・抜かない、など先生によって治療方針が全く違うからです。
抜きたくないと思っていても、抜いた方が良いと自分で納得できれば後悔はしませんよね。
後戻りができない矯正治療なので、納得できるまで質問しましょう。
3.最新機器が揃っていて、多くの実績がある
安全性が高く、ストレスの少ない矯正治療をうけるには設備も大切です。
なぜなら、最新鋭の機器があることで、治療を受けるあなたの安心につながるからです。
また経験豊富な先生と、しっかり教育されたスタッフのサポートが受けられることも重要なポイントになります。
最近ではホームページに、今までの症例を載せている医院も増えています。
自分に当てはまりそうな症例があると、より安心につながりますね。
4.先生との相性が良い
どれだけ技術があっても、相性が良くないとちょっと辛いですよね・・・。
目的は矯正治療といえども、気持ちよく通院するには一番大事なポイントかもしれません。
いかがでしたか?
第一印象に大きな影響をあたえる歯並び。
自分の歯並びに悩んでいる人、お子さんの歯並びに悩んでいる人、まずは歯医者さんに相談へ行ってみてください!
そこで歯並び以外の思いもよらぬ情報を得られたり、虫歯や歯周病が見つかったりするかもしれません。
大人の歯は6歳頃~13歳頃に生えてきて、そこから一生使っていくのです。
自分の歯で食べられることは、健康で元気な生活を送れることにつながります。
お口の健康は、身体の健康!
歯は大切にしましょうね!